この写真は生ものです

ラリーが撮った生の写真が買える!?

世界的に活躍するアーティスト、Larry Clarkの写真展が原宿のギャラリーターゲットで9月23日から30日まで開催中だ。

レセプションがあった22日の夜、5時からのオープン時には大勢の人がギャラリーに詰めかけていた。

TOKYO 100 ¥15,000-Photograph Saleと題されたこの展覧会、展覧会というよりもラリーの撮影した生写真の即売会というような趣向で面白かった。

 

今まで見たことのない展示方法

ギャラリーの壁に作品を展示するのではなくギャラリーの真ん中に古い木箱が一つ、その中に沢山の写真が山積みに置かれている。過去にラリーが映画の現場やシュプリームのために撮影した生の写真が実に無造作に積まれていて驚いてしまう。きた人は好きな写真を選んで購入出来るというわけだが良い写真が余りに沢山あってなかなか選べない。

 

多い人は20枚もまとめ買い!

なんでもラリーは今回の展覧会のために10000枚以上の写真を持ち込んだそうで全部見るのは到底不可能。とりあえず束を取り出し手に持って一枚づつ見てみるがさすがラリー・クラークという瞬間を捉えた写真ばかりで目移り必死だ。でもこんなに無造作に置かれているのに値段は1枚15,000円とそれなりに高いので選ぶ方も慎重にならざるおえない。中には20枚買ってる熱いラリーファンもいたが、それで合計300,000円のお買い上げというのには驚く。

 

こんなチャンスは滅多にない

ラリー・クラークご本人もこの展覧会のために来日して会場で皆と交流していた。ラリー・クラークといえば写真家であり作家、映画監督もこなすアーティストであり若者のドラッグやセックスなどアメリカの影の部分を作品に取り上げてきた。写真集「TULSA」や映画では代表作の「KIDS」が有名なカルト的人気のアーティストだ。彼のオリジナルプリントはかなり高価なので今回の企画はラリーの写真が手の届く値段で買える滅多にないチャンスといえる。今日はあまりの人にギブアップだったが平日に行ってゆっくり吟味して1枚購入してみようかな。

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写真の入った木箱を撮影した展覧会のポスターもカッコいい!

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好きな生写真を見放題、買い放題、でも1枚15,000円なり。

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とにかく写真の量は圧巻で売り切れることはきっとない。

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ラリーはアメリカのティーンエイジャーの素顔を撮影する。

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ギャラリーの1階にはお会計コーナーと写真集も置かれていた。

Gallery Target | ギャラリーターゲット