オノ・ヨーコ「見えない花」展に見る家族の絆。

北参道小山登美夫ギャラリーで6月25日までオノ・ヨーコ展が開催中とお伝えしたが5月18日からはヒカリエにある小山登美夫ギャラリーでもオノ・ヨーコ「見えない花」が開催された。こちらの展示は詩的な言葉の英文とドローイングの作品集「見えない花」と「オノ・ヨーコ/見えない花(スペシャル・エディション・ボックス)」の展示で構成される。息子のショーン・オノ・レノンが全面監修して最新技術でオリジナル版を忠実に再現したデジタルアートプリントのボックスセットは351部限定だ。母であるオノ・ヨーコが夫のジョン・レノンと出会う以前に書いた「スメリー・ジョン」を読んだ息子のショーンは信じられない衝撃を受けたという。スメリー・ジョンは父のことではないか。彼の中で時がワープした感覚になった。母の最大のファンであった父の代わりにショーンはこの作品の再現を監修することにしたのだ。こういう作業を父親と一緒にやりたかったと心から思ったそうである。余りにも有名な家族はそれ故に父親が精神異常のファンに暗殺されるという悲劇を経験したがここにはごく普通の家族としての強い絆が垣間みれる。

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