妄想世界と狂気?「STORYTELLING」展

白金にある児玉画廊にて5月21日まで高田冬彦個展「STORYTELLING」が開催されている。彼の作品は以前にもグループショーで見たことがあるが今回は児玉画廊での3年振りの個展だそうだ。パフォーマンスや映像、インスタレーションなど様々な表現をする作者だが近年は映像作品を主に制作活動をしている。彼自身が演じる摩訶不思議な世界、衝撃的な映像には毎回度肝を抜かれるが、今回もその過激さと狂気はパワーアップしていた。性愛や妄想などが溢れるタブーな映像世界の作品は時として見るものを不快にするほどであり作家の執拗な妄想世界へのこだわりが見て取れる。いくらなんでもここまでやるの?そんなことするの?というのが正直な感想である。シンディー・シャーマンや森村泰昌といった作品の中で自分が仮装などして演じる作家の流れと捉えれば良いのか。どれほど衝撃的か、皆さんも時間があれば画廊に行って是非ご覧頂きたい!

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