NYアートリポートVol.26

抽象絵画の展覧会

チェルシー地区の26丁目にあるFergus McCaffreyというギャラリーではMARTHA JUNGWIRTHというウィーンのアーティストによる抽象絵画の展覧会を開催していた。1940年生まれというから現在ではかなりのご高齢になる作家だが今回がこのギャラリーで初めてのソロエキシビションとなるそうだ。ミニマルアートやコンセプチュアルアートなどが主流だった60年代のウィーンにあって抽象絵画に表現を見出し続けた作家だそうだが独特の世界観を感じた。抽象絵画が好きなのでこの展覧会はとても興味深く見させてもらった。

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荒々しい筆の勢いと独特の色彩の組み合わせが絶妙だ。

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誰でも描けそう?でいて絵が破綻せずに描くのはかなり難しい。

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絵の具の垂れた跡やシミのような跡も絵画の要素なのだ。

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鮮烈な赤い系統の色が印象的な三枚の連作絵画である。

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紙に描いてからキャンバスに貼り付けられた絵画作品。

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ギャラリースペースは広く2階にも展示スペースが広がる。