ボスコ・ソディ

素材の存在感

4月26日まで天王洲アイルTERRADA ART COMPLEXにあるSCAI PARKにてBOSCO SODIの展覧会が開催されている。ボスコ・ソディは素材の存在感を前面に打ち出した作品で圧倒的な力強さと繊細さを表現するメキシコ出身の作家だ。おが屑や岩、土といった素材を使い馬力や人力で加工して作品を作り上げる独特のスタイルは素材に秘められた物質的な性質や変化の偶然性を作品のエッセンスとしている。

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キャンバスに投げつけられた様な素材の迫力は美しい。

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ひび割れといった自然のもたらす変化を作品の中心に据える。

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大きな物質としての作品の存在感は自然の様に雄大で同時に繊細だ。

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美し白い世界が自然の作用で作り上げられる。

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全て手作業で土を焼いて自然に近いレンガを作り積みあげる。