KAWS

日本と香港で同時開催

5月12日まで六本木のPERROTINギャラリーにてKAWSの展覧会が開催されている。日本と香港で同時開催という今回の展覧会では大きなパインティングや小さな丸い形のペインティングなどが展示されレセプションパーティーには溢れんばかりの人が押し寄せた。それは普段のギャラリーレセプションとは違った雰囲気でストリートアートから始まり今では米国の現代アートを代表するアーティストにまで上り詰めたKAWSの人気の凄さを物語っていた。

 

多彩な活動

2000年代に入ってから注目されるようになったKAWSだが、その活躍はペインティング、壁画、大型立体作品、ストリートアート、グラフィックデザイン、プロダクトデザインなど多岐にわたる。多彩な活動だが全てにおいて一貫してウィット、風刺、愛情という普遍的なテーマがその背後に感じられる。最近では原寸をはるかに超えた巨大な立体作品や線と色がはっきりとに描かれたハードエッジペインティングが高く評価されているがファッションブランドとのコラボレーションも人気が高い。いずれにせよ、デビューから約20年だが今後もさらに活躍が期待される素晴らしい作家に成長したと思う。

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複雑な形をしたキャンバスに描かれたカラフルな絵画。

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丸いキャンバスに描かれたシリリーズは人気が高い。

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レセプションには普段のアートの時とは違う沢山の人が集まった。