祝!1周年「Complex 665」
もう1周年
早いもので六本木にギャラリービル「Complex 665」が誕生してもう1年が経つそうだ。その「Complex 665」で今1周年を記念して全ギャラリー合同で展覧会を開催している。タカイシイギャラリーは榎倉康二が80年代に集中的に発表したキャンバス作品を展示している他、小山登美夫ギャラリーはギャラリー作家のグループ展を展示しShugo Artsは千葉正也の個展を開催している。
注目の作家
そんな中、Shugo Artsで開催中の千葉正也の個展は絵画好きな自分が注目している作家の展覧会でとても興味深かった。コンセプチャルアートからメディアアートまで様々な表現が行き交う中、絵画という表現方法は古来から続く魅力的な表現方法だと思っている。アーティストでなくても誰でも絵は描けるわけで描いたことのない人はいない。そういう点からも誰でも共感のできる表現方法だと思えるのである。千葉正也は身の回りのものを組み合わせた風景を写実的に描く作家だがその絵に現れる色や質感、描かれる不思議なものたちが共鳴して一種独特の世界観を作り上げる。1周年という記念の企画展はベテラン作家から様々な作家、注目の画家まで色々と楽しめる展示となっているのでオススメです。
小山登美夫ギャラリーはグループ展、この作品は蜷川実花。
千葉正也の作品はすごく不思議で見れば見るほど謎だらけだ。
遠くにある変わったオブジェを望遠で捉えるカメラの絵?
ギャラリーの壁の角にへばりつくように展示されている作品。
水槽に沈む女性の彫像、ライトが怪しく照らし出している。
真っ二つのパイナップルの間に奇妙な蛇の絵が描かれている。